竹中平蔵さんの3つの提言
2008.10.18 Saturday
◎ 株ブログランキングをチェックする?
日本株は、なぜサブプライム問題の震源地である米国よりも落ち込みが激しいのか?
日本経済はこのまま世界から見放されてしまうのだろうか?
竹中平蔵さんのセミナー内容まとめの続きです。
竹中さんが指摘する、日本が抱えている問題は下記の3点。
【1】.改革にストップがかかった → 日本経済の期待成長率が下がっている
【2】.コンプライアンス不況が一気に広がった
【3】.金融がおかしい
【1】について、構造改革がストップしているのが、日本株低迷の最大の要因である。
株というのは、過去(実績)で買うのではなく、未来(これからの成長)に期待して買うもの。日本経済の期待成長率が下がっているのだから、株が下がるのも当然なんですね。
【2】「コンプライアンス」の掛け声のもと、がんじがらめの規制が不況を招いた。
例えば、建築基準法の改正。(この件で誰が責任をとったんだ?)
【3】金融が萎縮している。アーバンコーポレーションなど、東証一部上場企業が今年にはいって22件も倒産している。黒字の企業がなぜ倒産しなければいけないのか?金融はなぜ貸さない?
さて、暗い話はこのくらいにして、「日本を明るくする政策」、竹中氏による3つの提言について。
日本経済はこのまま世界から見放されてしまうのだろうか?
竹中平蔵さんのセミナー内容まとめの続きです。
竹中さんが指摘する、日本が抱えている問題は下記の3点。
【1】.改革にストップがかかった → 日本経済の期待成長率が下がっている
【2】.コンプライアンス不況が一気に広がった
【3】.金融がおかしい
【1】について、構造改革がストップしているのが、日本株低迷の最大の要因である。
株というのは、過去(実績)で買うのではなく、未来(これからの成長)に期待して買うもの。日本経済の期待成長率が下がっているのだから、株が下がるのも当然なんですね。
【2】「コンプライアンス」の掛け声のもと、がんじがらめの規制が不況を招いた。
例えば、建築基準法の改正。(この件で誰が責任をとったんだ?)
【3】金融が萎縮している。アーバンコーポレーションなど、東証一部上場企業が今年にはいって22件も倒産している。黒字の企業がなぜ倒産しなければいけないのか?金融はなぜ貸さない?
さて、暗い話はこのくらいにして、「日本を明るくする政策」、竹中氏による3つの提言について。
竹中平蔵さんのセミナー内容まとめ
2008.10.18 Saturday
◎ 株ブログランキングをチェックする?
「外為どっとコム」が主催する『TOKYO GAITAME SHOW』というセミナーイベントに参加してきました。
第1部は竹中平蔵さんによる「世界経済の新潮流 ―日本経済再生のシナリオ―」というテーマの70分の講演でした。
竹中さんのお話しは構造がしっかりしているのでメモがとりやすいし、理解しやすかったです。大学の授業を1コマ聴講したような感じでした。
復習の意味で内容を下記にまとめます。
(このセミナーに参加された方で、内容の補足や誤りの指摘などコメントして頂ければうれしいです)
まず、話の前提となる2点について。
【1】.今回のサブプライム問題による金融危機は、本質的に日本の不良債権のケースと違う
【2】.日本経済には、サブプライム問題による金融危機とは別の問題がある
【1】について、日本の不良債権のケースは「Banking Crisis」であった。銀行が痛む ⇒ 社会の決済システムがダメになる。一方、今回おきているのは「Market Crisis」。
銀行に問題がある場合は政府によるコントロールが可能だが、果たして市場を政府がコントロールできるのか? ということがポイントなのだ。
【2】について、サブプライム問題以降、株価の下落率は震源地である米国よりも、日本のほうが大きい。昨年の日本株は11%ダウン、一方アメリカは6%アップ。
日本株が大きく下げているのは、サブプライム以外の問題があるからだ。
(この日本独自の問題3点と、それに対する対策提言3点については後述)
第1部は竹中平蔵さんによる「世界経済の新潮流 ―日本経済再生のシナリオ―」というテーマの70分の講演でした。
竹中さんのお話しは構造がしっかりしているのでメモがとりやすいし、理解しやすかったです。大学の授業を1コマ聴講したような感じでした。
復習の意味で内容を下記にまとめます。
(このセミナーに参加された方で、内容の補足や誤りの指摘などコメントして頂ければうれしいです)
まず、話の前提となる2点について。
【1】.今回のサブプライム問題による金融危機は、本質的に日本の不良債権のケースと違う
【2】.日本経済には、サブプライム問題による金融危機とは別の問題がある
【1】について、日本の不良債権のケースは「Banking Crisis」であった。銀行が痛む ⇒ 社会の決済システムがダメになる。一方、今回おきているのは「Market Crisis」。
銀行に問題がある場合は政府によるコントロールが可能だが、果たして市場を政府がコントロールできるのか? ということがポイントなのだ。
【2】について、サブプライム問題以降、株価の下落率は震源地である米国よりも、日本のほうが大きい。昨年の日本株は11%ダウン、一方アメリカは6%アップ。
日本株が大きく下げているのは、サブプライム以外の問題があるからだ。
(この日本独自の問題3点と、それに対する対策提言3点については後述)
竹中平蔵さんのセミナーに出席します
2008.10.18 Saturday
◎ 株ブログランキングをチェックする?
今日は「外為どっとコム」が主催する『TOKYO GAITAME SHOW』というセミナーイベントに参加します。
TOKYO GAITAME SHOW:
http://www.gaitame.com/seminar/tokyo_gaitame0810/
第1部は「世界経済の新潮流 ―日本経済再生のシナリオ―」というテーマで竹中平蔵さんのお話しです。
これからの世界経済はどうなっていくのか不安な今日この頃。
竹中さんがどのようにお考えなのか、とても気になります。
「外為どっとコム」主催なので、FXの案内などもあるはずです。
FXに興味はありつつも、株より難しそうなので二の足をふんでいます。
参考になる話が聞けるといいな、と期待しています。
イベントのレポートは後程アップしますね。
TOKYO GAITAME SHOW:
http://www.gaitame.com/seminar/tokyo_gaitame0810/
第1部は「世界経済の新潮流 ―日本経済再生のシナリオ―」というテーマで竹中平蔵さんのお話しです。
これからの世界経済はどうなっていくのか不安な今日この頃。
竹中さんがどのようにお考えなのか、とても気になります。
「外為どっとコム」主催なので、FXの案内などもあるはずです。
FXに興味はありつつも、株より難しそうなので二の足をふんでいます。
参考になる話が聞けるといいな、と期待しています。
イベントのレポートは後程アップしますね。